結婚という選択はもっとあと、という女性も多く、女性の一生は中身の濃いものになってきたといえます

心から結婚したいと思う相手と、今なら結婚してもよい、という時期まで結婚を焦らない女性が多くなってきたのです。

また、愛する相手と結婚という選択はするが、その後二人だけの生活を十分エンジョイしてから子どものことを考える、という人生設計をする女性も極めて多いのです。

その意味で、社会的な観点から見ると、それは本当に素晴らしいことだと思います。

しかし、女性が「子どもを産む」、もっと具体的には「子どもを産める」時期、というのは、生殖学的には、ひと昔前となんら変わっていない、という事実が意外に知られていないのです。

そのため、あらゆる面で恵まれているはずの日本の女性が、「自然に子どもが授からない年齢」に達することに気づいておらず、それに気づいたときには「どうしてこんなことに?」と呆然とする女性が大変多くなってきたことに驚かされます。

女性の自立やキャリアなどが確立されてきた半面、「子どもを産む」という話題になると、「女性は子どもを産む道具ではない」「自分探しをして自分というものを見つけてから子どものことを考える」という、女性解放のコンセプトの素晴らしさに対するアンチテーゼのように考えられがちになっているのもまた事実です。

「子どもを産む」ということについては、ただ古臭いだけのコンセプトのように扱われ、「子どもを産む」ことについての情報が逆に改めて話題として上がっておらず、正しい情報を求めようとしても、かえって聞きづらい話題になってきてしまったように思うのです。

日本は少子化に悩んでいる、とニュースではいつも報道されています。東京都 23 区では、なんと出生率が一夫婦につき一人以下、という前代未聞の記録を更新したそうです。そんなニュースをなんとなく他人事として受け止めている女性があまりにも多いのではないでしょうか。

女性の社会的地位が認められてきた今こそ、逆に「子どもを産む」という女性の特権、そして「子どもを産むかどうか」あるいは「いつ子どもを産むか」という選択肢について、改めて考える時期がきているのではないでしょうか。

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